DECADE TALKVOL.4: 木場“ロシア”慎一インタビュー
DECADE TALKVOL.4: 木場“ロシア”慎一
2009年度KOG(BMX全日本選手権)の他、数々の大会でタイトルを獲得し、バウンティハンターの異名を持つプロライダー木場慎一氏にライディングについて熱く語ってもらいました。(上の写真で着用しているジャケットは「64 HUNTAIN JACKET」)
DECADE:今、ロシア(木場慎一)はプロライダーとして、シグネチャーフレームを出すほどの実力を持っている訳ですが、これまでどんなライダーに影響を受けて来ましたか?
ロシア:僕が影響を受けてきたライダーはフラットランドの創成期に活躍していた、Kerry Gat , Paul Osica , Chad Degrootの3人ですね。彼等が作り出したスイッチスタイルというライディングスタイルは、今の自分も大きな影響を受けています。
DECADE:そういえば、以前にChad DegrootがプロデュースしているDECO BMXのハンドルバーを使っていたと思うけど、それはChadが好きだから?
ロシア:もちろんそうですね。ハンドルってバイクをコントロールをする上で一番重要なパーツじゃないですか。つまり、あの“Fu Bar”はチャドのライディングを支えている重要なパーツの1つ。どんな乗り味になるのか気になって使っていました。
DECADE:使ってみてどうだった?
ロシア:...(笑)正直ぼくのライディングには、ちょっとマッチしなかったですね。でもすぐには外さず使い続けました。
DECADE:どうしてマッチしなかったのに使い続けたの?
ロシア:ずっと使っていくうちに、ハンドルからChadらしさが凄く伝わって来たんです。なんというか流行にながされていない感じです。近年のBMXブランドはライディングの流行に合わせたパーツを作るところが多いけど、チャドの物作りって一切流行にながされていない。そこが最高にカッコ良い。それは彼のライディングも同じことが言えることだけど、長年BMXにまたがっていくなかで常に自分のスタイルを貫き通している。そんな彼の意思がハンドルから伝わってきたから、使い続けました。
DECADE:なるほどね!そう思うとロシアのライディングスタイルも長年ブレないよね。
ロシア:はい。僕は流行を取り入れず、Chadたちが作り上げた、“スイッチスタイル”を追求しています。正直、流行を取り入れて、大会ウケするようなトリックをやる方が良い成績を残しやすい。けれど、僕はそんな流行技を武器にしているライダーたちを、Chadたちが魅せてくれたスイッチスタイルで倒すことをずっと目標にしている。そして自分が勝つことによって、先人たちのやって来たことは間違いじゃなかったということを証明したいんです。
DECADE:良い話だね。ブレないと言えば、最近はノーブレーキライダーが多い中、ブレーキも外さないよね?
ロシア:ブレーキはスイッチスタイルに必要な要素だし、僕の中ではブレーキを外すことより、付けることが攻めのスタイルだと思っているから、ブレーキは外さないんです。
DECADE:今、すごくかっこいい事言ったよね。もっと詳しく教えて。
ロシア:今の若い子たちって直ぐにブレーキを外してしまうライダーが多いけど、ノーブレーキ=ハードスキルという訳ではない。ブレーキを使ったトリックでも難しい技はたくさん有りますからね。そういうことを僕はライディングで伝えて行きたいと思っています。
DECADE:そうだね!BMXのトリックに限りは無いから、ロシアにはこれからもイブシ銀トリックを追求していって欲しいね。今日はどうも有り難う。
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